ポートフォリオサイトの作り方|非クリエイター職がWordPressで実績を見せて副業案件を獲得する全手順【2026年版】

副業実務

「ポートフォリオサイトを作りたいけれど、自分にはデザイン作品がない」——BtoBの営業やマーケティング、企画職の方がこの言葉で手を止めます。検索して出てくるのは、イラストレーターやWebデザイナー向けの「作品を並べる方法」ばかり。そもそも並べる作品が存在しない職種は、どう自分の実力を証明すればいいのか、答えが見つかりません。

結論から言えば、非クリエイター職のポートフォリオサイトは「作品集」ではなく「課題解決の記録集」として作ります。載せるのは成果物そのものではなく、どんな課題に対して何をして、どう数字が動いたかという一連のストーリーです。この型に切り替えた瞬間、営業も経理もHRも、載せられる実績が一気に増えます。

この記事では、WordPressでポートフォリオサイトを作る具体的な手順に加えて、上位記事がほぼ触れていない「守秘義務に抵触せずに実績を公開する方法」「作ったサイトを副業案件の獲得につなげる導線設計」まで踏み込みます。当サイト「AIと奴隷」自身がWordPressで運営している個人サイトであり、開設・運用で実際につまずいた点も含めて共有します。

この記事でわかること
・デザイン作品を持たない職種が「実績」をどう見せるかの設計図
・営業/マーケ/企画/経理/HR の職種別「見せる実績」対応表
・NDA・守秘義務に抵触しない実績公開の4技法と公開前チェックリスト
・WordPressで30分でポートフォリオサイトを公開する最短手順
・AIで職務経歴を実績ストーリーに変換するプロンプト全文
・作ったサイトを案件獲得につなげるプロフィール連携と商談での使い方

  1. ポートフォリオサイトの作り方【3秒結論】
  2. 非クリエイター職こそポートフォリオサイトが効く理由
    1. 職務経歴書との決定的な3つの違い
    2. 発注側が抱える「本当にできるのか」を先回りで潰す
    3. 副業を前提にした働き方は制度面でも整備が進んでいる
  3. ポートフォリオサイトとオウンドメディアの違いを整理する
    1. まずポートフォリオ、余力ができたらメディアへ
    2. 両方やるなら1つのドメインに同居させる
  4. 職種別「見せる実績」の設計【営業・マーケ・企画・経理・HR】
    1. 数字が出せないときの2つの逃げ道
    2. 職種別の単価相場を先に把握しておく
  5. NDA・守秘義務に抵触しない実績公開術
    1. まず前提:何が法的に守られている情報なのか
    2. 実績を安全に公開する4つの匿名化技法
    3. 公開前チェックリスト5項目
    4. 最も強いのは「許諾を取る」こと
  6. WordPressでポートフォリオサイトを作る最短手順【30分】
    1. テーマは無料のCocoonで十分に成立する
    2. サーバー選定と申し込みの実際
    3. 公開までの6ステップ
    4. 固定ページ5枚の構成
  7. ポートフォリオサイトに載せるべき7要素
    1. 料金を書くかどうかは「書く」が正解
    2. 提供メニューは「絞る」ほど問い合わせが増える
  8. AIで職務経歴を実績ストーリーに変換する
    1. ①実績の棚卸しプロンプト
    2. ②事例本文への変換プロンプト
    3. ③匿名化チェックプロンプト
  9. 事例ページの構成テンプレート【課題→施策→成果の型】
    1. ③仮説と⑥学びが、実力の差が出る場所
    2. NG例とOK例の書き分け
  10. ポートフォリオサイトを案件獲得につなげる導線設計
    1. ①マッチングサービスのプロフィールに連携する
    2. ②商談の前日にURLを送る
    3. ③応募文からサイトへ誘導する
  11. ポートフォリオサイトでよくある7つの失敗
    1. ③の「更新停止が丸わかり」は見落とされやすい
    2. ①が最も多く、最も損失が大きい
  12. ポートフォリオサイトの作り方に関するよくある質問
    1. ポートフォリオサイトは無料サービスで作れますか?
    2. 事例は何本あれば応募を始められますか?
    3. 実名で運営する必要はありますか?
    4. 守秘義務があって具体的な数字を書けません。どうすればよいですか?
    5. ポートフォリオサイトとオウンドメディアは両方必要ですか?
    6. デザインにはどこまでこだわるべきですか?
  13. まとめ:ポートフォリオは「作品集」ではなく「課題解決の記録」

ポートフォリオサイトの作り方【3秒結論】

WordPressで固定ページ5枚と事例3本を作る。作品ではなく数字で見せます。

非クリエイター職のポートフォリオサイトは、意外なほど小さく作れます。必要なのは固定ページ5枚と事例記事3本。デザインの作り込みも、凝ったアニメーションも要りません。発注側が見たいのは見た目の格好よさではなく、「この人に頼んだら何が解決するのか」という一点だけだからです。

作る順番は、①載せる実績の棚卸し、②守秘義務の観点で公開可否を判定、③WordPress開設、④固定ページ作成、⑤事例3本の執筆、の5工程です。このうち技術的な作業はステップ③の30分だけで、残りはすべて「何を、どう書くか」という中身の仕事になります。ここを取り違えて、テーマ探しやデザイン調整から始めると、公開前に力尽きます。

初期コストと期間の目安は次のとおりです。レンタルサーバー代が月693〜990円、独自ドメインはサーバー特典で無料、WordPressテーマも無料のものを選べば、初期費用は0円、ランニングは月1,000円前後で運用できます。

工程 所要時間の目安 主な作業 つまずきポイント
①実績の棚卸し 2〜3時間 過去3年の担当業務と動いた数字を書き出す 「大した実績がない」と自己判断して手が止まる
②公開可否の判定 1時間 NDA・就業規則を確認し匿名化ルールを決める 判断を曖昧にしたまま社名を書いてしまう
③WordPress開設 30分 サーバー契約とクイックスタートで即日公開 テーマ選びに何日もかける
④固定ページ作成 3〜4時間 プロフィール・実績・メニュー・料金・問い合わせ 料金を「要相談」で逃げて問い合わせが来ない
⑤事例3本の執筆 6〜9時間 課題→施策→成果の型で1本800〜1,200字 施策だけ書いて成果の数字を書き忘れる

合計すると、実働で13〜18時間。本業と並行しても、週末2回で公開までたどり着ける規模感です。「まず完璧なものを」と考えず、事例3本で公開してから追記していくほうが、結果的に早く案件につながります。

先に土台だけ用意しておくと、棚卸しが進む

サイトの入れ物が先にあると、実績の棚卸しが「いつかやる作業」から「今日書き込む作業」に変わります。10日間の無料お試し期間があるため、続けられそうか確かめてから本契約を判断できます(2026年8月時点・公式サイト記載)。

😅 ドレ

😅 ドレ

ポートフォリオって、デザイナーがドヤ顔で作品並べてるアレでしょ?俺、営業だから並べるもの何もないんだけど。

🤖 アイ

🤖 アイ

そこが最大の誤解ですね。あなたが並べるべきは作品ではなく数字の変化です。「商談化率を12%から19%に引き上げた」——これ、立派な作品ですよ。

😅 ドレ

😅 ドレ

……たしかに、それなら書けるかも。てか、それ普通に職務経歴書じゃん?

🤖 アイ

🤖 アイ

職務経歴書は「送らないと読まれない」。ポートフォリオサイトは「検索して見つけてもらえる」。この差が案件獲得では決定的なんです。

非クリエイター職こそポートフォリオサイトが効く理由

競合が誰も作っていないから、あるだけで比較検討の土俵に乗れます。

デザイナーやイラストレーターの世界では、ポートフォリオを持っているのが当たり前です。持っていないほうが不利になる。ところがBtoB営業やマーケティング、企画、経理、人事といった職種では、ポートフォリオサイトを持っている人がほとんどいません。副業案件に応募する数十人のうち、自分だけがURLを出せる。この非対称性が、そのまま優位性になります。

職務経歴書との決定的な3つの違い

「職務経歴書があるから十分では」という疑問には、明確に答えられます。両者は役割がまったく違うためです。

観点 職務経歴書 ポートフォリオサイト 案件獲得への影響
到達のしかた こちらから送って初めて読まれる 検索やURL共有で相手から見に来る 接点の総量が増える
情報の粒度 職歴を時系列で網羅的に並べる 解決した課題を1件ずつ深く描く 実力の解像度が上がる
更新の柔軟性 応募のたびに書き直す手間が発生 一度作れば全案件で使い回せる 応募あたりの工数が減る
読み手の心理 選考書類として粗探しされる 自発的に読むため好意的に見られる 初回接触の温度が変わる

発注側が抱える「本当にできるのか」を先回りで潰す

副業人材を探す企業側の最大の不安は、スキル不足ではありません。「経歴は立派だが、実際に手を動かせるのか分からない」という点です。経歴書には「インサイドセールス部門のマネジメント」と書ける。しかし、それが20人の組織を率いた話なのか、1人で立ち上げた話なのかは読み取れません。

ポートフォリオサイトに事例を1本置くだけで、この不安は消えます。どんな状況で、何を判断し、どこでつまずき、最終的に数字がどう動いたか。思考のプロセスが読めると、発注側は「この人なら任せられる」と判断できます。書類選考の通過率という以前に、そもそも比較検討のテーブルに乗るかどうかが変わります。

副業を前提にした働き方は制度面でも整備が進んでいる

この動きは個人の思いつきではなく、制度側の後押しもあります。厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表し、企業が副業・兼業を認める方向での環境整備を示しています(厚生労働省|副業・兼業)。受け入れ企業が増えれば、当然ながら応募者も増えます。案件数の増加以上に応募者が増える局面では、差別化の手段を持っているかどうかが分かれ目になります

副業でどんな案件があり、どう単価が決まるかの全体像は「AIクライアントワーク完全ガイド|業界×職種×案件パターンで月10〜30万円の副業戦略」で業界別・職種別に整理しています。自分がどのゾーンを狙うかを先に決めておくと、ポートフォリオに載せる実績の選び方もぶれません。

🤖 アイ

🤖 アイ

応募者50人のうち、ポートフォリオURLを出せる人が1人。この1人になるコストは、実働13時間ほどです。

😅 ドレ

😅 ドレ

13時間で「その他大勢」から抜けられるなら、めちゃくちゃ効率いいな……。

ポートフォリオサイトとオウンドメディアの違いを整理する

実績を見せる作品集か、知見を発信する媒体か。目的がまったく別物です。

この2つは混同されがちですが、設計思想がまるで違います。混ぜて作ると「記事が少ないブログ」でも「実績が薄い作品集」でもある中途半端なサイトになり、どちらの目的も達成できません。最初に「どちらを作るのか」を決めることが、遠回りを避ける唯一の方法です

観点 ポートフォリオサイト オウンドメディア 選び方の判断軸
主目的 実績を提示して信頼を得る 知見を発信して認知を得る 今すぐ案件が欲しいなら前者
中心コンテンツ 固定ページと事例5〜10本 記事50〜100本の蓄積 書き続ける時間があるかで判断
読者の来かた URL共有・プロフィール経由 検索エンジン経由が主体 流入源をどこに置くかで決まる
成果が出る時期 公開直後から商談で使える 評価開始まで3〜6ヶ月かかる 短期成果が必要なら前者
更新の負荷 実績が増えたとき追記する程度 週1本以上の継続投稿が前提 本業が多忙なら前者から

まずポートフォリオ、余力ができたらメディアへ

時間対効果で見れば、着手すべき順番ははっきりしています。ポートフォリオサイトを先に作るべきです。公開したその日から商談で使えて、応募のたびにURLを貼れます。一方オウンドメディアは、検索エンジンに評価されるまで3〜6ヶ月かかるのが一般的で、その間は成果がほぼゼロです。

当サイト「AIと奴隷」の実運用でも、記事を公開してから検索表示が安定するまでの立ち上がりの遅さは繰り返し実感してきました。実際、公開済み132本のうち29本(22%)が90日間で検索表示ゼロという期間もありました。記事を書けば流入が来る、という前提は成立しません。この点でも、公開直後から機能するポートフォリオのほうが先です。

両方やるなら1つのドメインに同居させる

最終的には両方持つのが理想です。その場合、ドメインは分けず、1つのWordPressに同居させます。トップページと実績・メニュー・料金・問い合わせを固定ページで作り、知見の発信は投稿記事として `/blog/` 配下に積む。こうすると記事で集めた検索流入を、そのまま実績ページと問い合わせに流し込めます。ドメインを分けると、この動線が切れてしまいます。

オウンドメディア側の作り方——テーマ設計、記事の量産体制、収益化の道筋——は姉妹記事の「個人のオウンドメディアの作り方10ステップ|BtoB経験者が副業案件を獲得する運営モデル」で、当サイトの運営実データとあわせて解説しています。本記事が「実績を見せる作品集」の作り方、姉妹記事が「知見を発信する媒体」の作り方という棲み分けです。この記事を読んでポートフォリオを公開したあと、次の一手として読み進めてください。

なお、記事発信を主軸に据える判断をした場合の全体像は「AIブログの始め方完全ガイド|LLMO対応・収益化・BtoB副業展開」も参考になります。

😅 ドレ

😅 ドレ

どっちも作りたくなってきた。同時に始めるのはアリ?

🤖 アイ

🤖 アイ

却下です。同時着手は両方が中途半端になる典型パターン。まずポートフォリオを公開して、案件を1件獲る。その収入でメディアを回す余裕を作る、という順番が合理的です。

職種別「見せる実績」の設計【営業・マーケ・企画・経理・HR】

成果物がない職種は、動かした数字と再現可能な型を実績として見せます。

「載せる作品がない」と感じるのは、実績の定義が狭すぎるからです。実績とは、自分が関与したことで動いた数字と、その動かし方の再現可能な手順のこと。この定義で棚卸しすれば、どの職種にも必ず載せられるものが出てきます。職種別に、何を実績として提示すべきかを整理します。

職種 第一に見せる実績 数字が出せない場合の代替 避けたい書き方
営業・IS 商談化率、受注率、平均単価、パイプライン総額の変化 架電・メール文面の型、ターゲットリスト設計の考え方 「新規開拓を担当」など役割の羅列だけ
マーケ リード獲得数、CPA、CVR、流入数の推移 コンテンツ設計フロー、KW選定の判断基準 施策名だけ並べて結果に触れない
企画・事業開発 立ち上げた事業の売上規模、提携社数、意思決定までの期間 事業計画のフレーム、検証設計のプロセス 壮大な構想だけで実行の跡がない
カスタマーサクセス 解約率、NRR、オンボーディング完了までの日数 ヘルススコアの設計、対応フローの標準化 「顧客対応を担当」という曖昧な表現
経理・BPR 月次決算の日数短縮、削減した工数、導入したSaaSの範囲 業務フロー図、チェックリストの設計 資格名だけを前面に出す
人事・HR 採用単価、選考の歩留まり、離職率の変化 面接評価基準の設計、オンボーディング設計 採用人数だけを書いて質に触れない

数字が出せないときの2つの逃げ道

数字を持ち出せない事情は現実に多くあります。そのときは①相対値に置き換える、②型・手順そのものを実績として出す、この2つで対応します。

相対値への置き換えとは、「月商3,200万円を4,100万円に」を「月商を約28%向上」と書き換える手法です。絶対値を伏せても、成果の大きさは十分に伝わります。もう一方の「型を出す」は、成果物そのものではなく方法論を公開するアプローチです。たとえば商談前のヒアリング項目を12個に体系化したフレームを見せれば、数字を一切出さずに実務レベルの高さを証明できます。発注側から見れば、こちらのほうが「うちでも同じことができそうか」を判断しやすい場合すらあります。

職種別の単価相場を先に把握しておく

ポートフォリオに載せる料金目安を決めるには、自分の職種の相場を知っておく必要があります。当サイトでは職種別に案件の種類と単価レンジを整理しており、インサイドセールスは「インサイドセールス副業の完全ガイド|SDR/BDR案件で月10〜30万円稼ぐ単価相場と獲得ルート」、コンテンツマーケティングは「コンテンツマーケティング副業の完全ガイド|SEO/オウンドメディア/ホワイトペーパーで稼ぐ」が対応します。

カスタマーサクセス職は「カスタマーサクセス副業の完全ガイド|オンボーディング/ヘルススコア/アップセルで月10〜40万円」、経理・BPR職は「経理・BPR副業の完全ガイド|会計SaaS導入/月次決算/BPRで稼ぐ単価相場」で、それぞれ案件の実態と求められるスキルを解説しています。自分の職種のページを開き、案件要件に書かれている言葉をそのままポートフォリオの見出しに使うと、発注側の検索と自分の記述が噛み合います。

自分の職種にどんな案件があるか、先に確認しておく

エニィクルー株式会社が運営するマッチングプラットフォームで、求職者側の登録・利用は無料です(2026年8月時点・公式サイト記載)。実際の案件文面を読むと、ポートフォリオに書くべき言葉が見えてきます。

😅 ドレ

😅 ドレ

俺、経理なんだけど……月次決算の日数とか、外に出していい数字なのかな?

🤖 アイ

🤖 アイ

そこは次の章で厳密に扱います。ただ結論を先に言えば、「月次決算を8営業日から5営業日に短縮」は多くの場合そのまま書けます。会社を特定できる情報を含まないからです。

NDA・守秘義務に抵触しない実績公開術

社名を消し、絶対値を相対値に変えれば、実績の大半は公開できます。

ここが、職業人がポートフォリオ作りで最も強くブレーキを踏む場所です。「書きたいけれど、守秘義務が怖い」。この不安を、感覚ではなくルールで解消します。結論としては、4つの技法を適用すれば実績の8割は安全に公開できます

まず前提:何が法的に守られている情報なのか

営業秘密は不正競争防止法によって保護されます(e-Gov法令検索|不正競争防止法)。同法が営業秘密として扱うのは、秘密として管理され、事業活動に有用で、公然と知られていない情報です。つまり「秘密として管理されていること」が要件であり、一般に公開されている情報や、汎用的な方法論はここに含まれません。

加えて、顧客の氏名・連絡先などを扱う場合は個人情報保護法の観点も必要です(個人情報保護委員会|法令・ガイドライン)。個人が特定できる情報は、匿名化ではなくそもそも載せないのが原則です。そして最終的な判断基準は、実際に締結したNDAと勤務先の就業規則になります。ここは必ず自分の目で条文を確認してください。

実績を安全に公開する4つの匿名化技法

実務で使える型は次の4つです。上から順に適用していけば、ほとんどの実績が公開可能な形に変換できます。

技法 やること 変換の例 注意点
①主体の抽象化 社名を「業種+規模+フェーズ」に置換 A社 → 従業員300名規模のSaaS企業 業界内で1社しかない特徴は書かない
②数値の相対化 絶対値を変化率・倍率に置換 月商3,200万→4,100万 → 約28%向上 母数が小さいと率が誇張に見える
③時期のぼかし 年月を四半期・期間幅に置換 2025年11月 → 2025年下期 プレスリリース時期と照合されうる点に注意
④サンプルの再構成 実物ではなく自作の再現版を掲載 実際の提案書 → 同じ構成で作った架空事例版 再現版であることを明記する

公開前チェックリスト5項目

事例を公開する前に、必ず次の5つを確認します。1つでも引っかかったら、その記述は削るか、上の4技法で変換してください。

社名・サービス名・固有の商品名が残っていないか。②業界関係者が読んだときに、特定の1社に絞り込める組み合わせになっていないか(「地方の従業員50名の水産加工業でDXを推進」のような記述は、業界内では特定されます)。③個人が識別できる情報を含んでいないか。④未公表の財務数値・戦略情報を含んでいないか。⑤現在も継続中の取引について書いていないか。

②が最も見落とされます。社名を消しても、業種・地域・規模・時期の4点セットが揃うと、多くの場合は特定可能です。4要素のうち2つ以上を曖昧にするのが実務的な安全ラインになります。

最も強いのは「許諾を取る」こと

匿名化は次善策です。可能であれば、実名掲載の許諾を取りに行くほうが圧倒的に強い実績になります。依頼のハードルは、思っているより高くありません。相手企業にとっても導入事例としての露出はメリットがあるためです。

依頼のしかたはシンプルで、「個人の実績紹介ページで、御社との取り組みを事例として掲載させていただけないでしょうか。掲載前に必ず原稿をご確認いただき、修正のご指示に従います」と伝え、完成原稿を添えます。原稿を先に見せるのが承諾率を上げる最大のコツです。1社でも実名事例があると、他の匿名事例の信憑性まで引き上がります。

また、現職の会社に副業を知られたくない場合は、就業規則の確認と税務面の対応が前提になります。厚生労働省のガイドラインでも、労働者・企業双方が留意すべき事項が整理されています(前掲)。副業所得の申告要否は「国税庁|No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人)で確認でき、手続きの詳細は「副業の確定申告完全ガイド|いくらから必要?やり方・経費・会社バレ対策」で解説しています。

🤖 アイ

🤖 アイ

怖いから何も書かない、は最悪の選択です。書かない人は、実力がない人と区別がつきません

😅 ドレ

😅 ドレ

うわ、それキツいけど正論だ……。とりあえず社名だけ消して、パーセントで書いてみる。

🤖 アイ

🤖 アイ

その2つで大半は通ります。あとは業種・地域・規模・時期のうち2つを曖昧にする。それだけです。

WordPressでポートフォリオサイトを作る最短手順【30分】

無料テーマと固定ページで十分。有料テーマは公開後に検討します。

技術面のハードルは、実際にはほぼありません。レンタルサーバーの申し込み時にWordPressを同時セットアップする機能を使えば、公開状態まで約30分です。コードを書く場面は一度もありません。

テーマは無料のCocoonで十分に成立する

「ポートフォリオ向けの有料テーマを買うべきか」という質問をよく受けますが、最初は不要です。理由は3つあります。第一に、非クリエイターのポートフォリオで評価されるのは記述内容であってデザインではないこと。第二に、無料テーマのCocoonでも固定ページ・カスタムメニュー・目次・吹き出しといった必要機能が揃っていること。第三に、テーマ選定に時間を溶かすのが最大の失敗パターンだからです。

当サイト「AIと奴隷」もCocoonで運用しています。有料テーマの導入は、事例が10本を超えて一覧性が課題になってから検討すれば間に合います。公開が3ヶ月遅れる損失のほうが、テーマの見栄え差より遥かに大きいと考えてください。

サーバー選定と申し込みの実際

サーバーは、WordPressの同時セットアップに対応していて、独自ドメインが無料で付いてくるものを選びます。エックスサーバーのスタンダードプランの場合、公式サイトの記載では初期費用0円、12ヶ月契約で月額990円、36ヶ月契約なら月額693円。独自ドメインは2つまで契約期間中ずっと無料で、10日間の無料お試し期間も用意されています(2026年8月時点・公式サイト記載)。料金と特典は変動するため、申し込み前に必ず公式ページで最新条件を確認してください。

契約期間 月額(税込) 年間換算 ポートフォリオ用途での考え方
3ヶ月 1,320円 約15,840円 まず試したい場合の入口。割高だが撤退しやすい
12ヶ月 990円 11,880円 案件獲得までの期間を考えると最も現実的
24ヶ月 836円 10,032円 副業を継続する前提なら妥当な選択
36ヶ月 693円 8,316円 最安。案件1件で3年分の費用を回収できる

年間1万円前後という水準は、副業案件を1件でも獲得できれば即座に回収できる金額です。職種別の相場からすると、月10万円規模の案件を1ヶ月受注するだけで、10年分のサーバー代に相当します。この費用は副業所得の必要経費として計上できるため、実質負担はさらに下がります。

公開までの6ステップ

①公式サイトで「10日間無料お試し 新規お申し込み」を選択。②スタンダードプランと契約期間を選び、「WordPressクイックスタート」にチェック。③独自ドメイン名を入力(本名かハンドルネーム+職種の短い英字が扱いやすい)。④WordPressのサイト名・ユーザー名・パスワードを設定。⑤テーマ選択でCocoonを指定。⑥申し込み完了後、ドメインが反映されるのを待って管理画面にログイン。ここまでで約30分です。

申し込み画面ごとの操作や、つまずきやすい入力項目については「副業ブログのサーバー選びと始め方|エックスサーバーで作るBtoB副業オウンドメディア完全ガイド」で画面を追いながら解説しています。この記事を開いたまま作業すると迷いません。

ポートフォリオの土台を30分で用意する

独自ドメイン2つが契約期間中無料。ポートフォリオ用途ならスタンダードプランで十分です(料金は2026年8月時点の公式サイト記載)。

固定ページ5枚の構成

WordPressの管理画面で作るのは、投稿記事ではなく固定ページです。トップページ(自己紹介と実績への導線)、実績・事例一覧、提供メニュー、料金目安、問い合わせ。この5枚を作り、外観メニューからグローバルナビゲーションに登録します。事例1本ごとの詳細ページは、固定ページの子ページか投稿記事のどちらでも構いません。

トップページを固定ページにするには、「設定 → 表示設定 → ホームページの表示」で「固定ページ」を選び、作成したトップページを指定します。デフォルトのままだと最新記事一覧がトップに出てしまい、ポートフォリオとして機能しません。ここは必ず変更してください。

😅 ドレ

😅 ドレ

テーマ、無料でいいんだ。有料の綺麗なやつ買おうとしてた……。

🤖 アイ

🤖 アイ

買うのは自由ですが、それで公開が2週間遅れるなら明確な損失です。中身が先、見た目は後。この順番だけは崩さないでください。

ポートフォリオサイトに載せるべき7要素

実績と料金と問い合わせ導線。この3点が欠けると案件は来ません。

何を載せるかは、発注側が意思決定するために必要な情報から逆算して決めます。「この人に頼むか」を判断するには、できること・実際にやった証拠・費用・依頼方法の4点が最低限必要です。これを具体的なページ要素に落とすと、7つになります。

要素 必須度 書く内容 よくある失敗
①一行プロフィール 必須 誰のどんな課題を解決できるかを1文で 「〇〇歴10年」など経歴だけで課題に触れない
②職務経歴サマリー 必須 業界・職種・規模を3〜5行に圧縮 職務経歴書をそのまま貼って長すぎる
③事例3本以上 必須 課題→施策→成果を1本800〜1,200字で 施策の羅列で終わり成果の数字がない
④提供メニュー 必須 依頼できる業務を3〜5個に整理 「何でもやります」で専門性が消える
⑤料金目安 推奨 レンジ表記+稼働単位(月額/時間) 「要相談」だけで問い合わせが激減する
⑥稼働条件 推奨 週の稼働可能日数・リモート可否・対応時間帯 本業との両立条件を書かず後でもめる
⑦問い合わせ導線 必須 フォームまたはメールを全ページから到達可能に SNSのDMのみで法人が連絡しづらい

料金を書くかどうかは「書く」が正解

最も判断が割れるのが⑤の料金です。結論は、レンジでいいので必ず書く。「要相談」とだけ書かれたページからは、問い合わせがほとんど発生しません。予算感が合うか分からない相手に連絡するのは、発注側にとって心理的コストが高いためです。

書き方は「月20時間稼働で月額15〜25万円」「スポット相談1時間2万円」のように、稼働単位と金額レンジをセットで提示します。レンジ幅を持たせておけば、案件の難易度に応じて後から調整できます。この一手間で、予算が合わない相手からの問い合わせが減り、商談の質も上がります。

提供メニューは「絞る」ほど問い合わせが増える

④の提供メニューでは、対応できる業務をすべて書きたくなります。しかしメニューを広げるほど「何の人か分からない人」になり、想起されなくなります。「BtoB SaaSのインサイドセールス立ち上げ支援」と一点に絞ったほうが、該当する案件では確実に第一想起を取れます。まず3〜5個に絞り、案件を受けながら広げてください。

🤖 アイ

🤖 アイ

料金を「要相談」とだけ書くのは、レストランでメニューに値段を載せないのと同じです。入りづらいでしょう。

😅 ドレ

😅 ドレ

……たしかに、俺なら店の前で引き返す。じゃあレンジで書くわ。

AIで職務経歴を実績ストーリーに変換する

棚卸し・言語化・匿名化チェックの3工程をAIに任せると数時間短縮できます。

ポートフォリオ制作で最も時間を食うのは、開設作業ではなく「自分の経験を言葉にする作業」です。ここはAIが得意な領域で、ChatGPTやClaudeに職務経歴を渡して構造化させると、実働で数時間分の短縮になります。使いどころは3つです。

①実績の棚卸しプロンプト

まず、自分でも気づいていない実績を掘り出します。以下をそのまま貼り付けて使えます。

あなたは副業人材の実績整理を支援するキャリアコンサルタントです。以下の職務経歴を読み、ポートフォリオサイトに掲載できる「実績候補」を10個抽出してください。抽出の条件は、(1)数字で変化を示せるもの、(2)再現可能な方法論として説明できるもの、のいずれかに当てはまることです。各候補について「実績のタイトル」「動いた数字または再現可能な型」「発注側から見た価値」の3点を表形式で出力してください。数字が経歴文に含まれない場合は、私に質問する形で確認してください。
【職務経歴】(ここに経歴を貼り付け)

ポイントは最後の一文「数字が含まれない場合は質問する形で」です。これを入れないと、AIが数字を勝手に埋めて、事実と異なる実績が生成されます。実績の捏造は、商談で必ず露見します。

②事例本文への変換プロンプト

抽出した実績候補を、そのまま掲載できる事例本文に変換します。

以下の実績を、ポートフォリオサイト掲載用の事例記事に変換してください。構成は「①背景(クライアントの状況)②課題(何が問題だったか)③仮説(なぜそう考えたか)④施策(実際にやったこと)⑤成果(数字の変化)⑥学び(次に活かせること)」の6ブロック、全体で900〜1,100字。企業名は「従業員○名規模の△△業」の形に抽象化し、金額は変化率に置き換えてください。事実として与えていない情報を追加しないでください。
【実績】(ここに①の出力を貼り付け)

③匿名化チェックプロンプト

公開前の最終確認にもAIを使います。「以下の事例文を読み、企業が特定される可能性のある記述をすべて指摘してください。業種・地域・規模・時期・固有の取り組み内容の組み合わせから推測できる場合も含めて指摘し、それぞれ代替表現を提案してください」と指示します。自分では気づかない特定リスクを、第三者視点で洗い出せます

ただし、AIの出力をそのまま貼るのは避けてください。生成された文章には、実際には言っていない断定や、微妙にずれたニュアンスが混ざります。必ず自分で読み直し、事実と異なる箇所を削る工程を挟むのが前提です。AIを使った文章制作の具体的な進め方は「AIライティング副業 完全実務ガイド|BtoB案件×AIツール別使い分け×LLMO対応リライト」で、ツール別の使い分けを含めて解説しています。

図表についても、事例の理解を助けるものは1本につき1点あると効果的です。ビフォーアフターの数値推移や業務フローの変化を、シンプルな図で示すだけで読了率が変わります。凝ったデザインは不要で、2つの状態を左右に並べた比較図があれば十分に機能します。

😅 ドレ

😅 ドレ

AIに書かせたら一瞬じゃん、と思ったけど……数字まで勝手に作られたらヤバいな。

🤖 アイ

🤖 アイ

そこが唯一にして最大の落とし穴です。AIは埋めたがる。だから「知らないことは質問しろ」と最初に縛る。この一行の有無で、信頼を失うかどうかが決まります。

事例ページの構成テンプレート【課題→施策→成果の型】

背景・課題・仮説・施策・成果・学びの6ブロックで1本900字前後です。

事例は、書式を固定するのが正解です。毎回同じ6ブロックで書くと、読み手が比較しやすくなり、書き手も迷いません。1本あたり900〜1,100字、3本で約3,000字。これがポートフォリオの中核になります。

ブロック 字数目安 書くこと 書けているかの判定基準
①背景 100字 クライアントの業種・規模・フェーズ 読み手が状況を映像で想像できるか
②課題 150字 何が問題で、放置するとどうなるか 課題が「困っている」で終わっていないか
③仮説 150字 なぜその原因だと考えたか 思考の根拠が書かれているか
④施策 300字 実際にやったことを手順で 第三者が真似できる粒度になっているか
⑤成果 150字 動いた数字と期間 変化前と変化後が両方書かれているか
⑥学び 150字 うまくいかなかった点と次への示唆 成功譚だけで終わっていないか

③仮説と⑥学びが、実力の差が出る場所

多くの人が①②④⑤だけを書きます。しかし発注側が本当に読みたいのは③仮説と⑥学びです。仮説には「この人がどう課題を捉えるか」という思考のクセが表れ、学びには「失敗を認識して修正できる人か」という誠実さが表れます。

特に⑥は勇気が要ります。「施策Aは効果が薄く、2ヶ月で中止した」と書くのは気が引ける。しかし、成功だけが並ぶ事例は、読み手に嘘っぽさを感じさせます。実務で全戦全勝はあり得ないと、発注側も知っているからです。1つの失敗を正直に書くほうが、9つの成功の信憑性が上がります。

NG例とOK例の書き分け

④施策の書き方で差が出ます。NG例は「インサイドセールスの仕組みを構築しました」。これでは何をしたのか分かりません。OK例は「ターゲットを従業員100〜500名のSaaS企業に絞り、架電スクリプトを課題ヒアリング型に全面改訂。1日の架電目標を80件から40件に半減させ、1件あたりの会話時間を確保する運用に切り替えました」。数字と判断の中身が入ると、再現可能性が伝わります

コンテンツ制作系の事例をどう構成するかは「コンテンツマーケティング副業の完全ガイド」で扱っている案件パターンが参考になります。案件要件と事例の書き方を突き合わせると、発注側が読みたい粒度が掴めます。

🤖 アイ

🤖 アイ

失敗を1行書くだけで、記事全体の信頼度が跳ね上がります。完璧な人間より、修正できる人間が選ばれるんです。

😅 ドレ

😅 ドレ

「2ヶ月で中止しました」って書くの、めっちゃ怖いけどな……。書くわ。

ポートフォリオサイトを案件獲得につなげる導線設計

プロフィールのURL欄に貼り、商談前に送る。この2つだけで効きます。

サイトを作っただけでは案件は来ません。ポートフォリオは「見つけてもらう装置」ではなく「見せに行く武器」です。使う場面は3つあり、それぞれで役割が違います。

①マッチングサービスのプロフィールに連携する

副業案件のマッチングサービスには、多くの場合プロフィールにURLを記載できる欄があります。ここに貼るだけで、応募時の情報量が他の応募者と大きく変わります。Anycrewの場合、公式サイトの記載では対象職種にマーケティング、企画・事業開発、営業、エンジニア、デザイナー、バックオフィス、ライターなどが含まれ、週1日以下から週5日以下までの稼働日数で案件を選べます。リモート案件のカテゴリも独立して用意されています(2026年8月時点・公式サイト記載)。

運営はエニィクルー株式会社で、求職者側の登録・利用は無料とされています。プロフィールを埋める際は、ポートフォリオサイトの「提供メニュー」に書いた言葉と表現を揃えてください。応募文とサイトの記述がずれていると、読み手に一貫性がないという印象を与えます。

ポートフォリオが3本揃ったら、案件応募を始める

実際の使用感と案件の質は「Anycrewを3ヶ月使い倒した実データレビュー」で検証しています。登録前に案件の傾向を把握しておくと、プロフィールとポートフォリオの記述精度が上がります。

②商談の前日にURLを送る

初回商談が決まったら、前日に「事前に私の実績をまとめたページをお送りします」とURLを添えてメールします。狙いは、商談冒頭の自己紹介をスキップして、本題に使える時間を増やすことです。30分の商談で自己紹介に10分使うのは大きな損失で、事前に読んでもらえていれば、その10分をヒアリングと提案に回せます。

商談中に画面共有で事例ページを開きながら話すのも有効です。「たとえばこのケースでは」と実物を示しながら説明すると、抽象的な議論が具体に着地します。

③応募文からサイトへ誘導する

応募文は長く書きすぎないのがコツです。要点を5行程度にまとめ、詳細はサイトに委ねます。「BtoB SaaSのインサイドセールス立ち上げを3社で担当し、うち1社では商談化率を約1.6倍に改善しました。同様の課題設定と施策の詳細は、下記の事例ページに記載しています」という形で、URLに送客します。

どの案件をどう獲りにいくかという戦略面は「AIクライアントワーク完全ガイド|業界×職種×案件パターンで月10〜30万円の副業戦略」で、業界別・職種別のマトリクスとして整理しています。ポートフォリオの中身を決める前に一度目を通しておくと、載せる実績の選定がぶれません。

獲得までの現実的な期間としては、事例3本を公開してから応募を開始し、数ヶ月かけて1件目に到達するのが一般的なレンジです。「事例が10本揃うまで応募しない」と決めてしまうと、フィードバックを得る機会そのものを失います。3本の時点で応募し、落ちた理由を次の事例に反映するほうが早く進みます。

😅 ドレ

😅 ドレ

作って放置してた。そりゃ案件来ないわけだ……。

🤖 アイ

🤖 アイ

作ることは手段です。URLを人に渡した回数だけ、案件の確率が上がる。今日から応募文の末尾に貼ってください。

ポートフォリオサイトでよくある7つの失敗

作品主義・数字なし・料金非公開。この3つで大半が機能しなくなります。

公開したのに反応がないサイトには、共通するパターンがあります。裏を返せば、この7つを避けるだけで機能する確率が上がります。

失敗パターン 何が起きるか 対処法
①作品主義に陥る 載せるものがないと感じて着手できないまま終わる 作品ではなく「動かした数字」を実績と定義し直す
②数字が1つもない 何ができる人か伝わらず比較検討から外れる 相対値でよいので各事例に変化の数字を1つ入れる
③更新停止が丸わかり 最終更新が2年前だと現役性を疑われる 日付表示を消すか、四半期に一度は追記する
④料金が「要相談」のみ 予算感が読めず問い合わせの心理コストが上がる 稼働単位つきのレンジ表記に変更する
⑤問い合わせ導線がない 興味を持たれても連絡手段が見つからない 全ページのヘッダーとフッターに導線を置く
⑥守秘義務に配慮がない 実名や未公表数値の記載で信用を根本から失う 公開前チェックリスト5項目を毎回適用する
⑦全部盛りメニュー 専門性が消え、案件時に第一想起されない 提供メニューを3〜5個に絞り込む

③の「更新停止が丸わかり」は見落とされやすい

意外な盲点が③です。WordPressの多くのテーマは、固定ページにも更新日を表示します。2年前の日付が出ていると、発注側は「今も活動しているのか」と不安になります。固定ページの日付表示はテーマ設定でオフにするか、四半期ごとに軽微な追記を入れて日付を更新してください。作業としては5分ですが、印象への影響は小さくありません。

①が最も多く、最も損失が大きい

7つのうち、圧倒的に多いのが①です。そして最も損失が大きい。「自分には載せるものがない」と判断して着手しない人は、実績がないのではなく、実績の定義を間違えているだけのケースがほとんどです。3年分の業務を書き出せば、必ず数字が動いた瞬間が見つかります。まずは棚卸しの2〜3時間を確保してください。

🤖 アイ

🤖 アイ

この7つ、すべて公開前ではなく公開後に発覚するタイプの失敗です。だからチェックリストにして先に潰します。

😅 ドレ

😅 ドレ

料金と問い合わせ、両方やらかしてた。今日直す。

ポートフォリオサイトの作り方に関するよくある質問

無料サービスでの代用可否、必要な事例数、実名の要否をまとめます。

ポートフォリオサイトは無料サービスで作れますか?

noteやWixの無料プランでも作れますが、案件獲得を目的とするなら独自ドメインのWordPressを推奨します。理由は、URLにサービス名が入ると発注側に「本腰ではない」と受け取られやすいこと、ページ構成やメニューを自由に設計できないこと、サービス終了時に実績ページごと失うリスクがあることの3点です。サーバー代は月693〜990円程度で、副業所得の必要経費として計上できます。

事例は何本あれば応募を始められますか?

3本あれば応募を開始できます。10本揃うまで待つ必要はありません。3本の内訳は、最も自信のある案件、直近の案件、少し毛色の違う案件の組み合わせが理想です。応募して落ちた理由をフィードバックとして次の事例に反映するほうが、完璧を目指して公開が遅れるより早く案件に到達します。

実名で運営する必要はありますか?

案件獲得を目的とするなら実名が有利です。発注側は契約相手として個人を特定できる必要があるためです。ただし現職への配慮が必要な場合は、まずハンドルネームで公開し、商談段階で実名を開示する運用も成立します。その場合も職歴の年数や業種は正確に書き、後で齟齬が出ないようにしてください。

守秘義務があって具体的な数字を書けません。どうすればよいですか?

絶対値を変化率に置き換える、社名を業種と規模の表現に変える、時期を四半期単位でぼかす、の3つで大半は公開可能な形になります。それでも難しい場合は、数字ではなく方法論そのものを実績として出す方法があります。ヒアリング項目の体系化やフローの標準化といった型を見せれば、数字を出さずに実務レベルを証明できます。判断に迷う場合は、締結したNDAの条文と勤務先の就業規則を必ず確認してください。

ポートフォリオサイトとオウンドメディアは両方必要ですか?

まずポートフォリオサイトだけで問題ありません。ポートフォリオは公開直後から商談で使えますが、オウンドメディアは検索評価が始まるまで3〜6ヶ月かかるためです。両方運営する場合は、ドメインを分けずに1つのWordPress内で固定ページと投稿記事として同居させると、記事の流入をそのまま問い合わせに流し込めます。

デザインにはどこまでこだわるべきですか?

非クリエイター職の場合、無料テーマの初期状態で十分です。発注側が評価するのは記述内容であり、デザインの作り込みではありません。テーマ選定やカスタマイズに時間をかけて公開が遅れることのほうが、機会損失としてはるかに大きくなります。事例が10本を超えて一覧性が課題になった段階で、有料テーマを検討すれば間に合います。

まとめ:ポートフォリオは「作品集」ではなく「課題解決の記録」

実績の定義を変えれば、非クリエイター職でも今日から作り始められます。

非クリエイター職のポートフォリオサイトは、作品を並べる場所ではありません。どんな課題に対して何をして、どう数字が動いたかを記録する場所です。この定義に切り替えた瞬間、営業も経理もHRも、載せられる実績が一気に見つかります。

作業量は実働13〜18時間。WordPressの開設は30分で終わり、残りは実績の棚卸しと事例3本の執筆です。守秘義務については、社名の抽象化と数値の相対化という2つの技法で大半が公開可能な形になります。怖いから何も書かない、が最も損失の大きい選択だという点だけは、繰り返しお伝えしておきます。

そして、作ったあとが本番です。マッチングサービスのプロフィールに貼り、商談の前日に送り、応募文の末尾に添える。URLを人に渡した回数だけ、案件の確率が上がります。当サイト「AIと奴隷」も、公開して終わりにせず動線を作り続けることの重要性を、運用の中で何度も確認してきました。

次の一手として、知見の発信で流入を作るフェーズに進む場合は「個人のオウンドメディアの作り方10ステップ」を、自分の職種の案件相場を詰める場合は「AIクライアントワーク完全ガイド」を参照してください。まずは今週末、実績の棚卸しに2時間を確保するところから始めましょう。

🤖 アイ

🤖 アイ

今日やることは1つだけです。過去3年の業務を書き出して、数字が動いた瞬間に印をつける。それ以外はまだやらなくていい。

😅 ドレ

😅 ドレ

サーバー契約から始めようとしてた……。棚卸しからやります。

💡 この記事に関連するおすすめサービス

📌 エックスサーバー

ポートフォリオサイトの土台。WordPressクイックスタートで申し込みから公開まで約30分、初期費用0円・独自ドメイン2つ永久無料。10日間の無料お試し期間があるため、管理画面を確認してから本契約を判断できます(2026年8月時点・公式サイト記載)。

エックスサーバー|WordPressクイックスタートで即日公開

📌 Anycrew(エニィクルー)

作ったポートフォリオを案件につなげる出口。営業・マーケ・企画・バックオフィスなどBtoB職種の案件を扱い、週1日以下からの稼働やリモート案件も選べます。求職者側の登録・利用は無料です(2026年8月時点・公式サイト記載)。

Anycrew(エニィクルー)|フリーランス・副業案件マッチング

タイトルとURLをコピーしました