「確定申告はスマホアプリだけで終わらせたい」——結論から言うと、それができるかどうかはサービスによって大きく違います。アプリの中で記帳から提出まで進められるものもあれば、スマホは日々の入力専用で、申告書づくりにはパソコンが必要なものもあります。
この記事では、副業・個人事業主の候補になりやすい5つ(タックスナップ/マネーフォワード クラウド確定申告/freee会計/やよいの白色・青色申告 オンライン/国税庁の確定申告書等作成コーナー)について、編集部が2026年10月14日に各社の公式サイト・公式ヘルプを確認し、「スマホだけでどこまでできるか」を同じ物差しで比較しました。体験談の脚色はせず、公式に書かれていること・書かれていないことを分けて整理しています(当サイトの編集ポリシー)。
結論|スマホだけで完結できるかの早見表【2026年10月14日 公式確認】
先に結論の早見表です。「○」は公式でスマホ(アプリ・スマホブラウザ)での対応が案内されているもの、「×」は公式で非対応・作成不可と明記されているもの、「△」はパソコンなど別の端末との併用が前提のものです。
| サービス | ① 記帳 | ② 申告書作成 | ③ 提出(電子申告) | ひとことで言うと |
|---|---|---|---|---|
| タックスナップ | ○ | ○ | ○(アプリ内で提出/有料プラン) | スマホ専用。PC版なし |
| マネーフォワード クラウド確定申告 |
○ | ○ | ○(アプリで電子申告/有償契約) | スマホで完結可。一部設定はWeb版のみ |
| freee会計 | ○ | ○ | ○(freee電子申告アプリ/有料プラン) | スマホで完結可。第三表・第四表などはWeb版で入力 |
| やよいの白色・青色申告 オンライン | ○(入力・レシート取込) | ×(PC必須) | △(PCで送信、署名はスマホ) | スマホは入力係、仕上げはPC |
| 国税庁 確定申告書等作成コーナー | ×(帳簿機能なし) | ○(スマホブラウザ) | ○(マイナアプリ) | 無料。ただし記帳は別途 |
※2026年10月14日、各社公式サイト・公式ヘルプ・国税庁サイトで確認。詳細と出典は各サービスの項目に記載しています。仕様・料金は変更される場合があります。
まとめると、「アプリだけで提出まで」を実現できるのはタックスナップ・マネーフォワード・freeeの3つで、やよいはパソコンとの併用が前提、国税庁の作成コーナーは無料で申告書を作って送れる一方、日々の帳簿づけは別に用意する必要があります。ここからは、なぜこう判定したのかを順に説明します。
「スマホ完結」を3段階で定義する|記帳・申告書作成・提出
「スマホで確定申告できる」という宣伝文句は、どの工程を指しているかがサービスによって違います。そこでこの記事では、確定申告の作業を次の3段階に分け、3つすべてをスマホで終えられる状態を「スマホ完結」と定義しました。
| 段階 | やること | スマホでつまずきやすい点 |
|---|---|---|
| ① 記帳 | 口座・カード明細の取り込み、レシート撮影、売上・経費の仕訳 | 取引が多いと一覧性が落ちる。修正や一括編集がアプリ非対応のことがある |
| ② 申告書作成 | 1年分の帳簿から青色申告決算書・収支内訳書と確定申告書を作る | アプリによっては作成そのものができない/一部の様式だけWeb版で入力 |
| ③ 提出 | マイナンバーカードを読み取ってe-Taxで送信(または印刷して郵送・持参) | カード読み取り対応の機種、パスワード、利用者識別番号などの事前準備 |
副業会社員の場合、①の記帳は1年を通じて少しずつ、②③は申告期に一気に行うのが一般的です。①だけスマホでできれば十分な人(仕上げはPCで構わない人)と、③まで含めてPCを一切開きたくない人とでは、選ぶべきサービスが変わります。この記事の比較は、この違いを見分けるためのものです。
なお、副業の所得が20万円以下かどうか、そもそも申告が必要か、税額はどのくらいになるかは、先に副業の税金シミュレーションと早見表で目安をつかんでおくと、どこまでの機能が必要か判断しやすくなります。
5サービスの横断比較表|スマホでどこまでできるか・料金・無料枠
3段階の対応に、料金と無料で使える範囲を加えた横断比較です。料金はいずれも公式表記どおり(税抜)です。
| サービス | スマホ完結度(①記帳/②作成/③提出) | 最安の有料プラン(税抜) | 無料で使える範囲 |
|---|---|---|---|
| タックスナップ | ○/○/○ iPhone・Android(PC版なし) |
カンタンプラン 年払い980円/月(年11,760円)/月払い1,780円/月 | 無料プランあり(仕分け100件まで等。申告書作成は可、閲覧は第一表のみ、提出は有料)。有料プランは最初の14日間無料 |
| マネーフォワード クラウド確定申告 | ○/○/○ アプリ+Web版 |
パーソナルミニ 年10,800円(年払い900円/月)/月払い1,280円/月 | 1か月無料トライアル(自動で有料移行なし)。恒久的な無料プランの記載なし |
| freee会計 | ○/○/○ アプリ+Web版+電子申告アプリ |
スターター 年11,760円(年払い980円/月) | 各プラン最大1か月お試し。その後は機能制限のある無料プランに切り替わる |
| やよいの白色申告 オンライン | ○/×/△ アプリは入力用、作成はPC |
ベーシック 年11,500円(初年度無料キャンペーン表示あり) | フリープランは「ずっと0円」(3年間ログインがないと利用不可) |
| やよいの青色申告 オンライン | ○/×/△ | セルフ 年11,800円(初年度無料キャンペーン表示あり) | 初年度無料は自動更新の決済登録が条件 |
| 国税庁 確定申告書等作成コーナー | ×/○/○ アプリなし(スマホブラウザ+マイナアプリ) |
— | 無料 |
※2026年10月14日 各社公式の料金ページ・製品ページで確認。マネーフォワードの料金ページには、2026年12月に料金体系の一部を改定予定との記載があります。キャンペーンの条件・期間は変わることがあるため、申込前に公式サイトでご確認ください。
料金を見ると、タックスナップ・マネーフォワード・freeeの最安プランは年1万円強でほぼ横並びです。つまり選ぶ決め手は価格差よりも、「PCを使う余地があるか」「どの工程をスマホでやりたいか」になります。もっと多くのソフトを料金軸で並べたい場合は確定申告ソフトおすすめ比較で、無料枠やサポート範囲も含めて整理しています。
▼ PCを開かずに「提出まで」スマホで終えたいなら
タックスナップはカンタン・安心プランとも最初の14日間が無料。無料期間中も仕分けと申告書の作成・入力はできます(提出・出力は有料/2026年10月14日 公式確認)。自分の口座・カードが連携できるかを先に確かめられます。
各サービスの詳細|公式で確認できた「できること・できないこと」
ここからは5サービスを1つずつ、公式の記載にもとづいて「スマホでできること」と「スマホではできない・制限があること」を分けて整理します。
タックスナップ|記帳から提出までアプリ内で完結するスマホ専用設計
タックスナップは、個人事業主・フリーランスの確定申告に特化したスマホアプリです。公式サイトは「提出までアプリで完結」と案内しており、取引の登録 → スワイプでの仕分け → ガイドに沿った申告書の自動作成 → マイナンバーカードを使ったアプリからの提出、という4段階がすべてアプリ内に収まっています。
- ① 記帳:口座・クレジットカード連携で明細を自動取得。現金払いはレシート撮影、QR決済は履歴のスクリーンショット読み取りで登録し、事業用は右・プライベートは左にスワイプして仕分けます
- ② 申告書作成:ガイドに沿って入力すると申告書が自動作成されます。個人事業主の白色・青色申告に対応
- ③ 提出:公式ヘルプは「アプリの中だけで提出まで完了できます(郵送や印刷は不要です)」と案内。提出時はマイナンバーカードと署名用電子証明書のパスワードを使います
できないこと・注意点:PC版は提供されていません(公式ヘルプ「2026年1月現在」の記載)。農業所得、土地建物等の譲渡所得、山林所得、法人の申告、製造業・医師の申告書作成には非対応と案内されています。無料期間中でも申告書の確認(第一表以外)・提出・データ出力・プラン変更に進むとその時点で有料になり、アプリを削除しても解約にはなりません。料金の細かな条件や評判はタックスナップの評判・料金を公式情報で検証した記事で詳しく整理しています。
マネーフォワード クラウド確定申告|アプリで電子申告まで可、一部の設定はWeb版
マネーフォワードの確定申告アプリについて、公式のアプリ紹介ページは「このアプリで仕訳・確定申告書作成・電子申告が可能です」と案内しています。Web版と同じデータを扱うクラウド型なので、スマホで入力した内容をPCで確認することもできます。
- ① 記帳:銀行・カード・電子マネー・通販の明細取得と仕訳登録、レシート撮影(AI-OCR)による仕訳登録がアプリ・Web版とも対応
- ② 申告書作成:確定申告書と、個人事業主の青色申告決算書または収支内訳書の作成がアプリでも可能
- ③ 提出:「スマホアプリで提出(電子申告)」を選び、マイナンバーカードに紐づく16桁の利用者識別番号、署名用・利用者証明用パスワードを入力してカードを読み取る流れ(公式ガイド)
できないこと・注意点:公式の「Web版とアプリ版の機能の違い」によると、固定資産台帳、消費税集計、開始残高の設定、勘定科目の編集、総勘定元帳・残高試算表の表示などはアプリ非対応でWeb版のみです。消費税申告書の作成もWeb版のみで、アプリはその電子申告を担当します。またスマホアプリでの電子申告は有償契約が対象で、トライアル中に「事業所得や不動産所得を申告」を選んでいる場合は利用できません(「雑所得や控除のみ申告」の場合は無償で利用可と記載)。e-Taxの利用者識別番号を取得し、マイナンバーカードと紐づけておく準備も必要です。料金や自動連携の評価はマネーフォワード クラウド確定申告の評判記事でまとめています。
「日々はスマホ、帳簿の確認はPCでも」という使い分けをしたい人は、1か月の無料トライアル(有料プランへの自動移行なし/2026年10月14日 公式確認)で、アプリとWeb版の両方の画面を確かめられます。
freee会計|一問一答で申告書を作成、提出は「freee電子申告アプリ」
freee会計の公式サイトは、FAQで「スマホだけで取引の登録、確定申告書類の作成・提出が行えます」と回答しています。iOS版のヘルプでは、確定申告メニューから取引の登録・確認、基本情報の設定、一問一答形式での申告書作成、書類の提出まで進む手順が案内されています。
- ① 記帳:レシート撮影、銀行・カード明細からの「自動で経理」、手動での取引登録に対応
- ② 申告書作成:質問に○×で答えていくと、該当する項目だけが表示され書類が自動作成される方式。PDF出力やネットプリント等への転送も可能
- ③ 提出:提出方法で[スマホで電子申告]を選び、別アプリの「freee電子申告アプリ」でマイナンバーカードを読み取って送信。[PCとカードリーダーで電子申告]を選ぶとPCでの作業が追加で必要です
できないこと・注意点:iOS版ヘルプには「Web版からの入力が必要な事項」として、家事消費、借入金利子の内訳、不動産所得の収入の内訳、貸倒引当金、譲渡所得など確定申告書第三表に記入する内容、繰越損失など第四表に記入する内容などが挙げられています。電子申告には個人の有料プラン(スターター/スタンダード/プレミアム)が必要で、お試しプランやプラン未契約では利用できません。利用者識別番号の取得とマイナンバーカードの電子証明書の登録も事前に必要です。なお公式サイトの利用シーン紹介にも、フリーランスの例として「撮影はスマホ、確認はPC」という使い分けが掲載されています。
やよいの白色・青色申告 オンライン|スマホは入力係、申告書づくりはPC必須
弥生のスマホアプリは『弥生 申告』アプリ(取引入力)と、弥生 レシート取込アプリ(レシート撮影→自動仕訳)の2つです。どちらも日々の記帳を助けるアプリで、公式のアプリ紹介ページには次の但し書きがあります。
確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等の作成はWindowsもしくはMacのコンピューターで行います。本アプリでは作成できません。(弥生公式「スマホで使える青色申告ソフト」ページ)
白色申告オンラインのアプリ紹介ページにも同趣旨の記載(「確定申告書、収支内訳書等の作成は…本アプリでは作成できません」)があり、弥生はスマホだけでは完結しないと判定しました。電子申告は、PCの「確定申告e-Taxオンライン」から送信し、画面のQRコードをスマホで読み取ってマイナンバーカードで電子署名する流れ(「弥生 電子署名」アプリを使用)で、スマホは署名の役割を担います。
向いている点:白色申告ならフリープランが「ずっと0円」で使えるのは大きな強みです。スキマ時間にアプリで入力し、月末や申告期だけPCで確認・作成する「2層運用」ができる人には有力な選択肢です。操作の順番はやよいの白色申告オンラインの使い方で画面の流れに沿って解説しています。
国税庁 確定申告書等作成コーナー|無料・アプリ不要、ただし記帳機能はなし
国税庁の確定申告書等作成コーナーは、専用アプリではなくスマホのブラウザで使うサービスです。国税庁の「令和7年分 確定申告特集」では、スマホとマイナンバーカードを利用して作成コーナーで申告書等を作成し、e-Taxで送信できること、所得税の申告書のほか青色申告決算書・収支内訳書の作成・送信ができることが案内されています。
- ① 記帳:作成コーナーは申告書等を作るための仕組みで、日々の取引を記録する帳簿の機能は案内されていません。記帳はスプレッドシートなど別の方法で済ませておく必要があります
- ② 申告書作成:画面の案内に沿って金額を入力すると自動計算されます。公式ガイドでは推奨ブラウザ(AndroidはChrome、iPhoneはSafari)以外を使わないよう案内されています
- ③ 提出:マイナンバーカード読取対応のスマホ、パスワード2種(利用者証明用=数字4桁、署名用=英数字6〜16文字)、「マイナアプリ」のインストールが必要。令和8年1月からはiPhoneでも「iPhoneのマイナンバーカード」を利用でき、本人認証時の手間が省けるとされています
手順の全体像(作成開始→カード読み取り→入力→送信→控えと入力データの保存)はe-Taxのやり方をスマホ手順で解説した記事にまとめています。記帳が少ない人・すでに帳簿を別で付けている人なら、費用をかけずにスマホで申告書の作成から提出まで終えられる選択肢です。
タイプ別の選び方|完全スマホ派・仕上げPC派・無料優先派
3段階の対応状況と料金を踏まえると、選び方は次の3タイプに分けられます。
| タイプ | 向いている選択肢 | 理由 |
|---|---|---|
| 完全スマホ派 PCを持っていない・開きたくない |
タックスナップ | PC版がなく、すべての操作をスマホ前提で設計。提出もアプリ内で完了 |
| スマホ中心だが、PCも使える派 普段はスマホ、帳簿の確認はPCでもしたい |
マネーフォワード/freee | アプリで提出まで可能なうえ、固定資産台帳や第三表・第四表などはWeb版で対応できる |
| 仕上げはPCでよい・無料優先派 白色申告でコストをかけたくない |
やよいの白色申告 オンライン(フリープラン) | 入力はスマホ、作成・送信はPC。フリープランは「ずっと0円」 |
| 記帳は別で済んでいる・無料優先派 | 国税庁 作成コーナー | 無料でスマホから申告書の作成と送信ができる。帳簿機能はない |
判断に迷ったときは、次の2点を確認すると絞り込みやすくなります。
- 譲渡所得(株式・不動産の売却など)や繰越損失がある年か——freeeは第三表・第四表の内容がWeb版入力、タックスナップは土地建物等の譲渡所得に非対応と案内しています。該当する年は、PCで操作できるソフトか作成コーナーとの組み合わせを検討しましょう
- 無料トライアル中に提出まで済ませるつもりか——3社とも電子申告は原則として有料(または有償契約)の機能です。「無料期間で記帳と申告書づくり、提出時に有料化」という前提で計画すると、想定外の請求で慌てずに済みます
スマホで確定申告する前に知っておきたい注意点
マイナンバーカードの読み取りとパスワードを事前に確認する
スマホでの電子申告は、どのサービスでもマイナンバーカードの読み取りが入口です。読み取りに対応していない機種もあるため(マネーフォワード公式も「一部非対応機種があります」と記載)、申告期より前に手持ちのスマホで読み取れるかを確認しておきましょう。署名用電子証明書のパスワードは英数字6〜16文字で、freeeのヘルプは5回連続で間違えるとロックされ、市区町村窓口での手続きが必要になると注意喚起しています。電子証明書の有効期限切れにも注意が必要です。
マネーフォワード・freeeは「利用者識別番号」の準備が必要
マネーフォワードとfreeeのアプリから電子申告する場合、公式ヘルプはe-Taxの利用者識別番号を取得し、マイナンバーカードと紐づけておくことを求めています。マネーフォワードは「紐づいていない利用者識別番号を入力すると申告書は送信できない」と明記しています。freeeは無料の「電子申告開始ナビ」で利用者識別番号の発行と電子証明書の登録を進められると案内しています。初めて電子申告する人は、申告期の混雑前に済ませておくと安心です。
送信後は控えと受付結果を保存する
国税庁のスマホ申告ガイドでは、送信のあと申告書の控え(PDF)と入力データの保存までが一連の流れとして案内されています。アプリから提出した場合も、受付結果(マネーフォワードはe-Taxの受信通知、freeeは「受付完了」表示)を確認し、控えを保存しておきましょう。e-Taxで送信しても納付書は届かないため、納付が必要な人は納付方法を決めて期限内に支払います。
青色申告65万円控除はe-Tax送信が要件の一つ
国税庁タックスアンサーNo.2072によると、青色申告特別控除は55万円の要件(正規の簿記での記帳、貸借対照表・損益計算書等を期限内に添付して提出など)を満たしたうえで、提出期限までにe-Taxで送信するか優良な電子帳簿保存を行うと65万円になります(イメージデータによる送信は不可)。スマホアプリからの電子申告もこの「e-Taxでの送信」にあたりますが、期限を過ぎると要件を満たせません。優良な電子帳簿保存をしていない人が紙で郵送・持参した場合は、55万円が上限になる点も押さえておきましょう。控除額の差が税額にどう響くかは副業の税金シミュレーションで概算できます。
スマホアプリでの確定申告に関するよくある質問
Q1. 確定申告はスマホアプリだけで完結できますか?
サービスによって異なります。2026年10月14日に各社公式で確認した範囲では、タックスナップ・マネーフォワード クラウド確定申告・freee会計は、記帳から申告書の作成、マイナンバーカードを使った電子申告までスマホで進められると案内されています。一方、やよいの白色・青色申告 オンラインは公式アプリで申告書を作成できず、作成はWindowsまたはMacのパソコンで行う仕様です。
Q2. 無料でスマホだけで確定申告する方法はありますか?
国税庁の確定申告書等作成コーナーはスマホのブラウザから無料で使え、申告書や青色申告決算書・収支内訳書の作成とe-Tax送信ができると案内されています。ただし日々の取引を記録する帳簿の機能はないため、記帳は別の方法で済ませておく必要があります。各社アプリは、電子申告の機能を原則として有料プランで提供しています。
Q3. やよいのスマホアプリで確定申告書は作れますか?
作れません。弥生公式のアプリ紹介ページに「確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等の作成はWindowsもしくはMacのコンピューターで行います。本アプリでは作成できません」と明記されています。アプリは取引入力とレシート取込の担当です。
Q4. スマホで電子申告するには何が必要ですか?
共通して、マイナンバーカードと、カードの読み取りに対応したスマホ、カード発行時に設定したパスワードが必要です。国税庁の作成コーナーでは「マイナアプリ」のインストールが案内されています。マネーフォワードとfreeeのアプリから送信する場合は、マイナンバーカードと紐づけたe-Taxの利用者識別番号も必要と公式ヘルプに記載されています。
Q5. 無料トライアル中にスマホから申告書を提出できますか?
各社とも制限があります。タックスナップは14日間の無料期間中も記帳や申告書の作成はできますが、提出や書類の出力に進むと有料になります。マネーフォワードはトライアル中に「事業所得や不動産所得を申告」を選んでいるとスマホアプリでの電子申告を利用できません。freeeはお試しプランやプラン未契約では電子申告機能を利用できないとヘルプに記載されています。
Q6. スマホで提出しても青色申告の65万円控除は受けられますか?
国税庁タックスアンサーNo.2072では、55万円控除の要件を満たしたうえで、確定申告書や貸借対照表・損益計算書等を提出期限までにe-Taxで送信することが65万円控除の要件の一つとされています(イメージデータによる送信は不可)。スマホアプリからの電子申告もe-Taxでの送信にあたりますが、正規の簿記での記帳など他の要件も満たす必要があります。
Q7. パソコンを持っていなくても確定申告はできますか?
公式の案内上は可能です。タックスナップはPC版がなくスマホ専用、マネーフォワードとfreeeもアプリで申告書の作成から電子申告まで案内されています。ただしマネーフォワードの固定資産台帳や開始残高の設定、freeeの第三表・第四表に記入する内容などはWeb版での操作が必要とされているため、該当する人はPC(Webブラウザ)が使える環境があると安心です。
まとめ|「どの工程までスマホでやりたいか」で選ぶ
2026年10月14日時点で公式に確認できた、5サービスのスマホ完結度をまとめます。
- タックスナップ:記帳・申告書作成・提出までアプリ内で完結。PC版なしのスマホ専用。カンタンプラン年11,760円(税抜)、有料プランは14日間無料
- マネーフォワード クラウド確定申告:アプリで仕訳・申告書作成・電子申告まで可能。固定資産台帳や消費税申告書の作成などはWeb版。パーソナルミニ年10,800円(税抜)、1か月無料
- freee会計:アプリで作成し、freee電子申告アプリで提出。第三表・第四表の内容などはWeb版で入力。スターター年11,760円(税抜)、最大1か月お試し
- やよいの白色・青色申告 オンライン:アプリは入力・レシート取込用で、申告書の作成はPC必須。白色はフリープランが「ずっと0円」
- 国税庁 作成コーナー:無料でスマホから申告書作成・送信ができるが、帳簿機能はない
「PCを一切開かずに終わらせたい」ならタックスナップ、「普段はスマホ、必要なときはPCでも確認したい」ならマネーフォワードかfreee、「無料で白色申告を済ませたい」ならやよいのフリープランか作成コーナー、という切り分けが公式情報から見た現実的な結論です。どれも無料期間や無料枠があるので、申告期の前に、自分の口座・カードが連携できるか、操作が続けられそうかを確かめておくのが確実です。
▼ スマホだけで確定申告を終わらせたいなら
カンタン・安心プランとも最初の14日間は無料(2026年10月14日 公式確認)。登録・利用はスマホアプリから行います(PC版なし)。最新の料金・条件は公式サイトで確認できます。
本記事の情報源と免責について
本記事の各サービスの対応範囲・料金・無料期間は、2026年10月14日に以下の公式情報を確認した内容にもとづきます:タックスナップ公式サイト・公式ヘルプ(PC版の提供状況は2026年10月13日確認の公式ヘルプ記載)/マネーフォワード クラウド確定申告の料金ページ・アプリ紹介ページ・公式ガイド「スマホアプリで提出(電子申告)」・「Web版とアプリ版の機能の違い」/freee会計の公式サイト・freeeヘルプセンター「【iOS】スマートフォンで確定申告(所得税)を行う」「【iOS】アプリで所得税の電子申告を行う」/弥生株式会社の製品ページ・スマホアプリ紹介ページ(電子申告の流れは2026年8月27日確認の弥生公式サポート記載)/国税庁「令和7年分 確定申告特集(スマホとマイナンバーカードでe-Tax)」・タックスアンサーNo.2072。公式で確認できなかった項目は推測で埋めていません。料金・仕様は変更される場合があるため、申込前に必ず各社公式サイトの最新情報をご確認ください。
本記事は税務上の個別判断を行うものではありません。経費の判断や申告内容については、所轄の税務署や税理士にご相談ください。本記事にはアフィリエイトリンク(広告)が含まれます。
