ComfyUIクラウド比較5選|無料枠・料金・GPUを公式確認【2026年9月】

ComfyUIをクラウドで動かす選択肢は、2026年9月時点で大きく4方式・主要5サービスに整理できます。本記事は各サービスの公式ページを2026年9月8日に一次確認し、料金・GPU・無料枠・カスタムモデルの自由度を横断比較したものです。

結論を先に示します。用途別のおすすめは次のとおりです。

  • とにかく無料で触ってみたい → Comfy Cloud(公式)。クレジットカード登録なしで5回の無料実行が用意されています
  • 最新・最強クラスのGPUを使いたい → Comfy Cloud(Blackwell RTX 6000 Pro/96GB VRAM)またはRunComfyのH100・H200ティア
  • 日本語UI・円建て・国内サポートで安心したい → ConoHa AI Canvas(月額1,100円〜・税込)
  • 好きなCheckpointやLoRAを自由に置きたい → ConoHa AI Canvas、またはComfy CloudのCreator以上/RunComfy
  • Google Colabで無料運用したい → 規約上のリスクが大きく、後述のとおり推奨できません

本記事の情報基準日:2026年9月8日
料金・GPU・プラン内容はすべて各社の公式ページで確認した内容です。クラウドGPUサービスは価格改定が頻繁なため、実際の申し込み前には必ず公式サイトの最新表記をご確認ください。公式ページに記載がなかった項目は「公式に記載なし」と明記しています。

  1. ComfyUIをクラウドで動かす4つの方式
    1. 方式1:公式マネージドクラウド(Comfy Cloud)
    2. 方式2:サードパーティ専用ホスティング(RunComfy・RunDiffusion)
    3. 方式3:国内VPS・マネージドWebUI型(ConoHa AI Canvas)
    4. 方式4:ノートブック型(Google Colab等)
  2. 主要5サービス横断比較表【2026年9月8日 公式確認】
  3. Comfy Cloud(公式)|無料5回から試せる本家クラウド
    1. 提供形態とGPUスペック
    2. 料金プラン(2026年9月8日確認)
    3. 注意すべき制約
  4. 海外専用ホスティング|RunComfy・RunDiffusion
    1. RunComfy|GPUを8段階から選べる従量課金
    2. RunDiffusion|ComfyUI以外のツールも横断できる
  5. ConoHa AI Canvas|国内で日本語・円建てに対応
    1. 料金プラン(2026年9月8日 公式確認)
    2. ComfyUI対応とモデルの自由度
    3. 知っておくべき仕様
  6. Google Colab|「無料でComfyUI」に潜む規約上の壁
  7. 目的別の選び方|4つの分岐で決める
    1. 分岐1:まず無料で試したい
    2. 分岐2:日本語環境で、月額を固定したい
    3. 分岐3:最上位クラスのGPUが必要
    4. 分岐4:手持ちのCheckpoint・LoRAが必須
  8. ConoHa AI CanvasでComfyUIを始める手順
  9. クラウドでComfyUIを使うときの注意点
    1. モデルのライセンスは自分で確認する
    2. データの扱いを事前に把握する
    3. 課金の暴発を防ぐ
    4. ローカル環境との使い分けを考える
  10. よくある質問
    1. Q1. ComfyUIをGPUなしのPCで使えますか?
    2. Q2. ComfyUIを完全無料でクラウド利用できますか?
    3. Q3. Comfy Cloudで自分のLoRAを使えますか?
    4. Q4. ConoHa AI CanvasでComfyUIは全プラン使えますか?
    5. Q5. 月にどれくらいの費用がかかりますか?
    6. Q6. クラウドとローカル構築はどちらが得ですか?
    7. Q7. クラウドで生成した画像を商用利用できますか?
    8. Q8. GPUのスペックはどこで確認できますか?
  11. まとめ|2026年9月時点の結論

ComfyUIをクラウドで動かす4つの方式

「ComfyUI クラウド」で検索して混乱しやすいのは、まったく性格の違うサービスが同じ言葉で並んでいるからです。まず全体地図を4方式で整理します。

方式1:公式マネージドクラウド(Comfy Cloud)

ComfyUIの開発元であるComfy Orgが自ら提供するホスティングです。公式ドキュメントには「ComfyUI Cloudはローカル版と同じ機能を持つComfyUIのクラウド版」と記載されており、ブラウザでURLを開くだけで使えます。モデルもカスタムノードもあらかじめ入った状態で提供されるのが最大の特徴です。

方式2:サードパーティ専用ホスティング(RunComfy・RunDiffusion)

ComfyUIをクラウド上で動かすことに特化した海外事業者のサービスです。GPUのグレードを自分で選べる従量課金型が中心で、A100・H100・H200といったデータセンター向けGPUまで選択できます。ストレージや同時起動数の設計もサービスごとに異なります。

方式3:国内VPS・マネージドWebUI型(ConoHa AI Canvas)

GMOインターネットグループのConoHa AI Canvasが該当します。厳密には「ComfyUI専用サービス」ではなく、Stable Diffusion用WebUI環境をブラウザから使えるマネージドサービスで、AUTOMATIC1111とComfyUIの両方が選べます。国内事業者なので日本語UI・日本語サポート・円建て請求という点が他と根本的に違います。

方式4:ノートブック型(Google Colab等)

Jupyterノートブック環境でComfyUIを起動し、トンネリングでWebUIにアクセスする方式です。「無料でGPUが使える」と語られがちですが、後述のとおりGoogle Colabの公式FAQには無料ランタイムでの利用制限が明記されており、2026年9月時点では推奨しにくい方式になっています。

この4方式のうち、実務的な選択肢になるのは方式1〜3です。以下、具体的な数字で比較します。

主要5サービス横断比較表【2026年9月8日 公式確認】

料金体系・GPU・無料枠・日本語対応・モデルの自由度という5軸で並べます。金額はすべて各社公式ページの表記どおりです。

項目 Comfy Cloud
(公式)
RunComfy RunDiffusion ConoHa AI Canvas Google Colab
方式 公式マネージド 専用ホスティング 専用ホスティング 国内マネージドWebUI ノートブック
料金体系 月額サブスク+クレジット制 時間従量(+任意のProサブスク) 月額サブスク(トークン制) 月額固定+超過分の分課金 無料枠+有料プラン
下限価格 Standard 月額$20(年払い時$16/月=$192/年) Medium $0.99/時〜(Pro会員 $0.79/時) Runnit Hobby $8.79/月〜 エントリー 月1,100円(税込) 無料枠あり
GPU開示 Blackwell RTX 6000 Pro/96GB VRAM T4・A4000・A10G・A5000・A6000・L40/L40S・A100・H100・H200 公式料金ページにティア別開示なし 「NVIDIAの最新GPU」とのみ記載(型番非開示) 「利用可能GPU種は変動」と明記
無料枠 実GPUで5回の無料実行(カード登録不要) 無料プランに10GBストレージ(無料GPU時間の明記なし) 30分無料+Runnitの日次100〜600トークン なし(月額に時間が同梱) あり(ただし規約制限あり)
日本語UI・サポート 公式に日本語対応の記載なし 同上 同上 ◎ ComfyUIは日本語がデフォルト表示・日本語サポート窓口あり UIは日本語対応
カスタムモデル Standardは不可/Creator以上でCivitAI・Hugging Faceからインポート可 自前ストレージに配置可(無料枠10GB) 10GBストレージ(72時間保持) ファイルマネージャーで任意のCheckpoint・LoRAを配置可 任意(ただし毎回再構築)
ストレージ 公式ページに容量記載なし 無料枠10GB 10GB/72時間保持 30GB/100GB/500GB(プラン別) セッション終了で消失
向いている人 最新GPUで動画系ワークフローを回したい人 GPUを使い分けたい従量課金派 ComfyUI以外のツールも横断したい人 日本語環境で月額を固定したい人 学習・検証目的(本番運用は不可)

※すべて2026年9月8日に各社公式サイトで確認。ドル建て価格の円換算は為替により変動するため本表では省略しています。

🇯🇵 日本語UI・円建てで比較したい方へ

この表の中で唯一、日本語UI・日本語サポート・円建て月額で提供されているのがConoHa AI Canvasです。全プランでComfyUIに対応しており、月額1,100円(税込)から始められます。

ConoHa AI Canvas 公式サイトで料金を見る →

Comfy Cloud(公式)|無料5回から試せる本家クラウド

Comfy CloudはComfyUIの開発元が直接運営する公式クラウドで、2026年9月時点で「GPU不要でComfyUIを使う」ときの第一候補です。

提供形態とGPUスペック

公式ドキュメント(docs.comfy.org)には「ComfyUI Cloudはローカル版と同じ機能を持つComfyUIのクラウド版」と記載されています。インストール作業は一切不要で、ブラウザでURLを開けばそのままノードエディタが立ち上がります。

GPUは公式サイトでBlackwell世代のRTX 6000 Pro(96GB VRAM)と明記されています。VRAM 96GBは、コンシューマ向けGPUの上位機種でも24〜32GB程度であることを考えると、ローカル環境では現実的に用意できない水準です。加えて900種類以上のモデルがプリインストールされており、公式は「ローカルComfyUIワークフローの約90%をカバーするノードが利用可能」と説明しています。

料金プラン(2026年9月8日確認)

プラン 月払い 年払い(月換算/年額) 月間クレジット 主な制約
Free $0 実GPUで5回の無料実行 カード登録不要
Standard $20 $16/$192 4,200 カスタムモデル取り込み不可/最大30分
Creator $35 $28/$336 7,400 CivitAI・Hugging Faceから取り込み可/最大30分
Pro $100 $80/$960 21,100 最大1時間まで実行可
Team $700 $630/$7,560 147,700 最大50名でクレジット共有

課金はワークフローが実際に走っているGPU時間に対してのみ発生する仕組みで、ノードを並べて考えている時間には課金されません。追加購入したクレジットの有効期限は1年、キューには最大100件のワークフローを積めます。

注意すべき制約

最も引っかかりやすいのがStandardプランではカスタムモデルを取り込めない点です。自分で用意したCheckpointやCivitAIで見つけたLoRAを使いたい場合、Creator(月払い$35)以上が必要になります。「安いプランで契約したのに手持ちのモデルが使えない」というのが典型的な失敗パターンです。

また公式は「すべてのComfyUI拡張がまだサポートされているわけではない」と明記しています。マイナーなカスタムノードに依存したワークフローをそのまま持ち込むと動かない可能性があります。日本語UIの提供有無、および日本からの利用にあたっての地域制限の有無については、公式ページに明示的な記載を確認できませんでした。この点は申し込み前に公式サイトでご確認ください。

海外専用ホスティング|RunComfy・RunDiffusion

ComfyUIのホスティングに特化した海外サービスも、GPUの選択肢という点では有力です。

RunComfy|GPUを8段階から選べる従量課金

RunComfyの特徴は、GPUのグレードを8段階から自分で選べることです。公式料金ページで確認できた時間単価は次のとおりです(左が通常価格、右がPro会員価格)。

  • Small(CPU):$0.5/時(Pro会員は無料)
  • Medium(T4・A4000):$0.99/時/$0.79/時
  • Large(A10G・A5000):$1.75/時/$1.39/時
  • X-Large(A6000):$2.50/時/$1.99/時
  • X-Large Plus(L40S・L40):$2.99/時/$2.15/時
  • 2X-Large(A100):$4.99/時/$3.99/時
  • 2X-Large Plus(H100):$7.49/時/$5.99/時
  • 3X-Large(H200):$9.59/時/$7.66/時

Proプランは月額$29.99、年払いなら月額換算$19.99(年額$239.90)で、CPU 20時間分と月$10のクレジットが含まれます。無料プランでも10GBのストレージが提供されます。

軽い検証はT4クラスの$0.99/時で回し、動画生成のような重い処理だけH100に切り替える、といった使い分けができるのが強みです。一方で、使った分だけ課金される構造なので、起動しっぱなしにすると想定外の請求につながります。定額で予算を固定したい人には向きません。

RunDiffusion|ComfyUI以外のツールも横断できる

RunDiffusionは、ComfyUIとAUTOMATIC1111の両方をクラウドで提供しつつ、独自の生成UI「Runnit」を組み合わせたサービスです。公式料金ページでは全プラン共通で「ComfyUIやAuto1111などのオープンソースアプリへのアクセスと、72時間保持される10GBの無料クラウドストレージ」が提供されると記載されています。

プランは無料プラン($0)、Runnit Hobby(月$8.79)、Runnit Pro(月$23.99)、Creators Club+Pro(月$41.79)、Team(月$179.99・4名まで)、Enterprise(要問い合わせ)の6段階です。いずれも年払い時の割引適用後の価格として表示されています。無料枠は「RunDiffusionで30分無料」と「Runnitでの日次100〜600トークン」の二本立てです。

ただしGPUのティア別時間単価は公式料金ページに開示がなく、トークン制で管理される設計になっています。「どのGPUがどれだけ使えるのか」を数字で把握したい人には、RunComfyのほうが読みやすい料金体系です。

ConoHa AI Canvas|国内で日本語・円建てに対応

ConoHa AI CanvasはGMOインターネットグループが提供する国産のAI画像生成環境で、比較した5サービスの中で唯一、日本語UI・日本語サポート・円建て請求がそろっています。

料金プラン(2026年9月8日 公式確認)

プラン 月額(税込) 含まれる利用時間 ストレージ Kohya SS(LoRA学習)
エントリー 1,100円 10時間 30GB ×
スタンダード 4,378円 50時間 100GB
アドバンス 9,878円 100時間 500GB

含まれる時間を超えた分は6.6円/分の従量課金です。公式は「月額固定料金と、無料時間を超えたWebUI利用分の分単位従量課金を組み合わせたハイブリッド」と説明しています。無料時間は毎月リセットされます。

ComfyUI対応とモデルの自由度

公式のサービス仕様ページでは、AUTOMATIC1111とComfyUIの両方が全プランで利用可能と明記されています。LoRA学習用のKohya SSのみスタンダードプラン以上という区分です。対応モデルはStable Diffusion 1.5/2.0/2.1/XLと記載されています。

モデルの自由度は高く、ブラウザ上のファイルマネージャーから任意のファイルを配置できます。公式サポートに記載された配置先は次のとおりです。

  • CheckpointdatamodelsStable-diffusion
  • LoRAdatamodelsLora
  • ControlNetdataconfigautoextensionssd-webui-controlnetmodels(事前に拡張機能の追加が必要)

ComfyUI側のガイドでは、モデルの既定パスは home/data/models/Stable-diffusion と記載されており、ファイルマネージャーから追加したCheckpointをそのままUI上で選択できます。またComfyUIのカスタムノード管理機能(Manager)が最初から使える状態で提供される点も、ローカル構築との違いとして公式に明記されています。

知っておくべき仕様

GPUの型番は公式に開示されておらず、「NVIDIAの最新GPU」という表記にとどまります。VRAM容量まで確認して選びたい人にとってはマイナス材料です。またComfyUIは初回起動時に必要なディレクトリが生成される仕様で、起動前はComfyUI関連ファイルがストレージ上に存在しません。ComfyUIの表示言語は日本語がデフォルトで、設定から変更できます。

そのほか、1アカウントにつき同時利用は1ユーザー、WebUIの自動終了タイマーは15〜180分の範囲で設定可能です。この自動終了設定は、消し忘れによる従量課金を防ぐうえで重要な機能です。

Google Colab|「無料でComfyUI」に潜む規約上の壁

「ComfyUI 無料 クラウド」で検索すると、Google Colabで動かす手順を紹介する情報に行き当たります。しかし2026年9月時点のColab公式FAQを確認すると、この用途は明確に制限対象です。

Colabの公式FAQには、無料のマネージドランタイムにおいて次の行為が許可されないと記載されています。

  • SSHシェルやリモートデスクトップなどによるリモート操作
  • ノートブックUIをバイパスして、主にWeb UI経由で操作すること
  • ファイルホスティング、メディア配信、torrentのダウンロード、暗号通貨のマイニング
  • 複数アカウントを使ったアクセス制限・リソース制限の回避

そして、これらに該当する利用は「警告なくいつでも終了され得る」と明記されています。ComfyUIをColab上で起動してブラウザから操作する方式は、まさに「ノートブックUIをバイパスしてWeb UIで操作する」形態に該当します。

加えてColabは、リソース保証についても次のように明言しています。「Colabが無料でリソースを提供できるのは、変動する動的な利用上限を設け、保証された無制限のリソースを提供しないことによる」。利用上限・アイドルタイムアウト・VMの最大稼働時間・利用可能なGPUの種類はいずれも時期によって変動し、無料枠ではGPUのような高コストなリソースへのアクセスが強く制限されるとされています。

つまりColab方式は、途中で切断されるリスクを常に抱えたうえ、規約上も推奨できないということです。学習目的で仕組みを理解する範囲を超えて、副業や業務の制作フローに組み込むのは避けるべきでしょう。有料のColab Proであっても、Web UI経由の操作に関する扱いは公式FAQの記載を確認したうえで判断してください。

目的別の選び方|4つの分岐で決める

比較軸が多いので、判断を4つの分岐に単純化します。

分岐1:まず無料で試したい

→ Comfy Cloudの無料枠(実GPUで5回の実行・カード登録不要)

「そもそもComfyUIのノードUIが自分に合うのか」を確かめる段階なら、公式の無料枠が最短です。5回という回数は少なめですが、ノードを繋いで1枚出すまでの一連の流れを体験するには足ります。ここで手応えがあれば、有料プランやほかのサービスを検討すればよいでしょう。ComfyUIを使わずに画像生成そのものを試したいだけなら、登録不要で使えるAI画像生成サイトをまとめた記事のほうが手軽です。

分岐2:日本語環境で、月額を固定したい

→ ConoHa AI Canvas

ドル建ての従量課金は、為替と使用時間の二重の変動要因を抱えます。「毎月いくらかかるか」を先に確定させたい人、英語のサポートページを読むのが負担な人には、円建て・日本語サポートのConoHa AI Canvasが現実的です。月10時間のエントリープラン(1,100円)から始めて、足りなければ上位プランに切り替える運用ができます。

分岐3:最上位クラスのGPUが必要

→ Comfy Cloud(RTX 6000 Pro/96GB VRAM)またはRunComfyのH100・H200ティア

動画生成や高解像度のアップスケールなど、VRAMを大量に消費するワークフローでは選択肢が絞られます。Comfy Cloudは96GB VRAMを定額サブスクで使え、RunComfyは必要なときだけH100($7.49/時)やH200($9.59/時)を起動できます。常時使うならComfy Cloud、スポット利用ならRunComfyという住み分けです。

分岐4:手持ちのCheckpoint・LoRAが必須

→ ConoHa AI Canvas、Comfy CloudのCreator以上、またはRunComfy

特定のモデルで画風を固定したい場合、モデル配置の自由度が最優先条件になります。ここでComfy CloudのStandardプランを選ぶと詰まります。実写に近いリアル系の出力を狙う場合は、どのSDXL系モデルを選ぶかで結果が大きく変わるため、SDXLモデル選びとComfyUIの組み合わせを解説した記事もあわせて確認しておくと、クラウド環境に持ち込むモデルの当たりをつけやすくなります。

ConoHa AI CanvasでComfyUIを始める手順

国内サービスを選ぶ場合の流れを簡潔に整理します。ローカル構築で必要だったPython・Git・CUDAのインストールは、いずれも不要です。

  1. プランを選んで申し込む:まずはエントリー(月1,100円・10時間・30GB)で十分です。LoRA学習まで行うならスタンダード以上を選びます
  2. コントロールパネルからWebUIを起動する:WebUIの種類としてComfyUIを選択します
  3. 初回起動を待つ:ComfyUIは初回起動時に必要なディレクトリを生成します。起動前はComfyUI関連のファイルがストレージ上に存在しません
  4. モデルを追加する:ファイルマネージャーから datamodelsStable-diffusion にCheckpointを、datamodelsLora にLoRAを配置します
  5. 自動終了タイマーを設定する:15〜180分の範囲で設定できます。短めにしておくと消し忘れによる超過課金(6.6円/分)を防げます

アカウント作成から画像生成までの画面つきの詳細手順、商用利用の可否、解約の流れについてはConoHa AI Canvasの使い方を公式仕様ベースで解説した記事で個別に整理しています。契約前に仕様面をひととおり確認したい方はそちらを参照してください。

🎨 全プランでComfyUI対応・月額1,100円(税込)から

ファイルマネージャーから任意のCheckpoint・LoRAを配置でき、日本語サポート窓口も利用できます。最新の料金・プラン内容は公式サイトでご確認ください。

ConoHa AI Canvas 公式サイトでプラン詳細を見る →

クラウドでComfyUIを使うときの注意点

サービス選び以前に、クラウドでの画像生成に共通する落とし穴があります。

モデルのライセンスは自分で確認する

クラウドサービスが商用利用可であっても、それはサービスの利用規約の話であって、生成物の権利関係とは別問題です。CivitAIなどで配布されているCheckpointやLoRAには、商用利用不可・クレジット表記必須・マージ再配布禁止など個別のライセンスが設定されています。生成画像を副業で販売する場合、依拠すべきは使用したモデルのライセンス条件です。Comfy Cloudのようにプリインストールモデルが用意されている場合も、モデルごとのライセンス表記を必ず確認してください。

データの扱いを事前に把握する

ストレージの保持ポリシーはサービスによって大きく異なります。本記事で確認した範囲では、RunDiffusionは無料ストレージ10GBを72時間保持、ConoHa AI Canvasはプランに応じて30GB〜500GBの永続ストレージ、Google Colabはセッション終了で環境ごと消失、という設計です。Comfy Cloudについては公式ページにストレージ容量の記載を確認できませんでした。生成物や学習素材を長期保管する前提なら、この差は決定的です。

課金の暴発を防ぐ

従量課金型で最も多い失敗が、インスタンスの停止忘れです。仮にRunComfyのH100($7.49/時)を起動したまま24時間放置すれば、それだけで$179.76に達します。ConoHa AI Canvasの超過分6.6円/分も、10時間放置すれば3,960円です。自動終了タイマーの設定と、使い終わったら必ず停止する習慣が、そのままコスト管理になります。

ローカル環境との使い分けを考える

クラウドは「GPUを買わずに済む」代わりに、使い続ける限りコストが発生し続けます。月額1,100円のエントリープランなら年間13,200円で、GPU搭載PCの購入費と比べれば軽い負担です。一方で最上位のクラウドプランを常用するなら、ローカル環境の構築費と比較検討する価値があります。まずクラウドで方向性を確かめ、必要なら投資する、という順序が無難です。

よくある質問

Q1. ComfyUIをGPUなしのPCで使えますか?

使えます。本記事で紹介したComfy Cloud、RunComfy、RunDiffusion、ConoHa AI Canvasはいずれもブラウザから利用する方式で、処理はすべてサーバー側のGPUで実行されます。Comfy Cloudの公式サイトも「ゼロセットアップ、GPU不要」と説明しています。手元のPCに必要なのは、安定したネット接続とブラウザだけです。

Q2. ComfyUIを完全無料でクラウド利用できますか?

限定的には可能です。Comfy Cloudはクレジットカード登録なしで実GPUによる5回の無料実行を提供しており、RunDiffusionは30分の無料利用とRunnitの日次トークンを用意しています。ただしいずれも継続的な制作には足りない分量で、無期限に無料で使える選択肢は2026年9月時点では存在しません。Google Colabの無料枠を使う方法は、公式FAQでWeb UI経由の操作が制限対象と明記されているため推奨できません。

Q3. Comfy Cloudで自分のLoRAを使えますか?

プランによります。公式料金ページによると、Standardプランはカスタムモデルの取り込みができません。CivitAIやHugging Faceからのモデルインポートに対応するのはCreator(月払い$35)以上のプランです。手持ちのLoRAを前提に運用するなら、Creator以上を選ぶ必要があります。

Q4. ConoHa AI CanvasでComfyUIは全プラン使えますか?

使えます。公式のサービス仕様ページで、AUTOMATIC1111とComfyUIはエントリー・スタンダード・アドバンスの全プランで利用可能と明記されています。プランによって差が出るのはLoRA学習用のKohya SS(スタンダード以上)と、ストレージ容量(30GB/100GB/500GB)、含まれる利用時間(10時間/50時間/100時間)です。

Q5. 月にどれくらいの費用がかかりますか?

使い方次第です。定額で予算を固定したいならConoHa AI Canvasのエントリープラン(月1,100円・税込)が下限で、Comfy CloudのStandardは月払い$20です。従量課金のRunComfyなら、T4クラス($0.99/時)を月10時間使って約$10という計算になります。ただし従量課金は停止忘れで大きく跳ねるため、上限が読めるのは定額型です。

Q6. クラウドとローカル構築はどちらが得ですか?

使用頻度で決まります。月に数時間程度なら、GPU搭載PCを購入するよりクラウドのほうが圧倒的に安く済みます。一方で毎日長時間回すなら、ローカル環境の初期投資を回収できる可能性があります。ただしローカルではPython・Git・CUDAなどの環境構築と、トラブル時の自力解決が必要になる点も考慮してください。

Q7. クラウドで生成した画像を商用利用できますか?

サービスの規約と、使用したモデルのライセンスの両方を満たす必要があります。サービス側が商用利用を認めていても、使用したCheckpointやLoRAが商用利用不可であれば販売できません。生成物を副業で扱う場合は、モデル配布元のライセンス表記を個別に確認してください。

Q8. GPUのスペックはどこで確認できますか?

開示度に差があります。Comfy Cloudは「Blackwell RTX 6000 Pro/96GB VRAM」と明示し、RunComfyはT4からH200まで8ティアの型番と時間単価を公開しています。一方、ConoHa AI Canvasは「NVIDIAの最新GPU」という表記のみで型番は非開示、RunDiffusionも料金ページにティア別のGPU開示はありません。VRAM容量が結果を左右するワークフローでは、開示のあるサービスを選ぶほうが判断しやすくなります。

まとめ|2026年9月時点の結論

ComfyUIをクラウドで動かす方法を、公式一次情報ベースで整理しました。要点は次のとおりです。

  • 最初の一歩はComfy Cloudの無料枠:カード登録なしで5回、実GPUで試せる。Blackwell RTX 6000 Pro(96GB VRAM)というスペックも他を圧倒する
  • 日本語・円建て・定額ならConoHa AI Canvas:全プランでComfyUI対応、月1,100円(税込)から。ファイルマネージャーで任意のCheckpoint・LoRAを配置できる自由度も持つ
  • GPUを使い分けたいならRunComfy:T4の$0.99/時からH200の$9.59/時まで8段階。ただし停止忘れによる課金リスクは自己管理
  • Comfy CloudのStandardはカスタムモデル不可:手持ちのLoRAを使うならCreator(月払い$35)以上が必要
  • Google Colabでの無料運用は推奨できない:公式FAQでWeb UI経由の操作が制限対象と明記され、警告なく終了され得るとされている

クラウドGPUの価格改定は頻繁です。本記事の数値は2026年9月8日時点で各社公式ページから確認したものですので、申し込み前には必ず公式サイトの最新表記をご確認ください。

🎨 国内サービスで月額を固定したいなら

ConoHa AI Canvasは全プランでComfyUIに対応し、月額1,100円(税込・10時間)から。日本語UI・日本語サポート・円建て請求で、為替を気にせず使えます。

ConoHa AI Canvas 公式サイトを見る →

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